特集 保存車両たち 中国編
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国鉄を中心に、一部私鉄もあった中国地方。そんな車両群をお届けしたいと思います。
     中国地方最初は、鳥取県から。後藤総合車両所(本所、旧「国鉄後藤工場」)には、キ182が保存されます(写真)。  
     オハ50系改造の気動車、キハ33、1002です(写真)。2両のみの改造、同車は廃車されました。  
   その前には、キハ65 601と1601のペアが、構体だけとなっています(写真)。この後解体されたと思われます。  
   その前には、キハ65 701と1701のペアが(写真)。
 バブル期に改造され、その後夜行急行「だいせん」などの運用にも就いていましたが、正直古さは隠せませんでした。
 
   正確には保存車ではありませんが、クモヤ145 1105です(写真)。牽引車として使用されます。  
   その隣には、北近畿タンゴ鉄道KTR001形(車番不明)がありました。検車は後藤だったのですね。
 現在同車には運用は無く、去就が注目されます。
 
   米子市内の公園に保存される、D51 195です(写真)。  
   倉吉線(廃止)記念館にある、C11 75です(写真)。
 建屋の中には協三工業製DL(スイッチャー)があるのですが、絞りを開け忘れ、結果スピードが確保できずブレ、ボツになりました。
 
   鳥取砂丘の公営施設には、D51 303が保存されます(写真)。  
   若桜鉄道隼駅には、元北陸鉄道の電機、ED301があります(写真)。非電化区間、静態保存です。  
   その後は、四国から来た、オロ12 6です(写真)。  
   かつて南部町西伯小学校には、「日の丸自動車」(廃止)モハ203がありました(写真)。
 数年後再訪すると、同小学校は近代的に建て替えられ、同車は残っていませんでした。
 
   米子市内の商店街内の公園には、日本最古級の客車、フ50があります(写真)。巡り巡って、「日の丸自動車」の車両となり、残ります。  
   郡家にも近い場所に、写真のような車体があります(写真)。若桜鉄道WT2502の一部、この部分だけ残ります。  
   前述のとおりオロ12 6は静態保存ですが、他の3両は、牽引を待ち準備中です(写真)。  
   その牽引機の1両とされる、DD16 7です(写真)。動態保存です。  
   こちらは有名な動態保存SL、C12 167です(写真)。
 これら5両で営業運転を行うのが、当面の目標のようです。
 
   再び「隼」へ。ED301はそのままですが、オロ12 6は工事が始まっていました。  
   「沖ノ山森林鉄道」DLです(写真)。協三工業製、中身が露出しています。  
   平成26年に再訪すると、D51 303は、写真のようなLED装飾が施されていました(写真)。
   C11 75も、再訪しました(写真)。やはり、状態は良いようです。
   「倉吉線鉄道記念館」中にはスイッチャー、1020が保存されます(写真)。
   続いて、島根県へ。
 おそらく川跡でしょう、デハ62他単行電車が2両、スイッチャーに牽かれます(写真)。疎開中、この後解体されたと思われます。
   この当時は現役で、イベント用車両であったデハニ52です(写真)。現状は、残念です。
   同じく、デハニ53です(写真)。動画が無いのが残念です。
   大社線(廃止)大社前駅跡には、D51 774が保存されます(写真)。駅舎も、寺社風の壮麗な建築物です。  
   同日、現在は現役車両では無い、一畑電車のデハニ52です(写真)。この車両の動画があれば、貴重です。出雲大社前での1枚です。  
   その相方と言うべきデハニ53は、雲州平田の車庫で休んでいました(写真)。  
   安来市の施設には、D51 488が保存されます(写真)。  
   松江市の公園には、C56 131が保存されます(写真)が、状態は微妙です。  
   出雲市内の保育園には、一畑電車デハ6(手前)デハ3(奥)が保存されます(写真)。  
   雲南市木次には、C56 108が保存されます(写真)。  
   平成26年に再訪した、大社駅のD51 774です(写真)。
   元一畑デハ1、後にワンマン化されデハ23となった車両の一部が、現在「古代出雲歴史博物館」に保存されます(写真)、  
   浜田市には、C57 135が保存されます(写真)。  
   益田市には、C57 156が保存されます(写真)。  
   津和野町には、D51 194が保存されます(写真)。
 これで、島根県もカバーです。
 
   続いて、山口県へ。
 下関車両所本所(旧称「国鉄幡生工場」)から、モハ11 117です(写真)。
 
   つい最近まで現役、最後の旧型国電であったクモハ42 001です(写真)。末期には、小野田線本山支線で活躍しました。  
   反対側は、貫通路もありました(写真)。現役当時、雀田で昼寝する姿がありましたが、現在のクモハ123は、時間に回送されてきます。  
   「保存車」という観点からは微妙ですが、EF65 1128が、富士山形の「富士」のヘッドマークを装備しています(写真)。  
   防府駅前にあった、防石鉄道(廃止)クラウス2号他です(写真)。当時は、こんな感じでした。  
   下関市の公園にある、D51 768です(写真)。状態は、微妙です。  
   厚狭市の公園にある、D51 300です(写真)。かなり酷い状態ですが、その後塗装を補修したそうです。  
   その、補修後の姿(写真)。見違えます。
   美祢市の市施設に保存される、C58 36です(写真)。状態は、まあまあです。
 横には、美祢線大嶺支線(廃止)の「大嶺」の駅名標も保存されます。
 
   宇部市の公園にある、D51 18です(写真)。状態はまあまあですが、真鍮が黄色のペイントなのは残念。  
   山口市新山口(旧「小郡」)に保存される、D51 813です(写真)。動態化にはちょっと苦労しそうです。  
   山口市の施設にて保存される、D60 1です(写真)。ミカドのD50を、従軸を増やしバークシャーにし、軸重軽減を図った形式です。  
   防府駅を再訪すると、防石鉄道車両には屋根が付き、状態も大きく改善していました(写真)。今後とも残るよう願うのみです。  
   周南市徳山の動物園には、D51 395が保存されます(写真)。  
   下松市役所には、いわゆる「下工弁慶」号と呼ばれるSLがあります(写真)。特殊狭軌の動態保存機で、走行も可能です。
 一時、ゲージの同じ下津井電鉄(廃止)や三岐鉄道北勢線に貸し出されましたが、現在は返却されています。
 
   同じく下松市、笠戸島にはD51 592が保存されます(写真)。同市に製造工場がある、日立製です。  
 施設の改築のため、一時見学が不可能となっていましたが、現在は再び見学可能となっています(写真)。
   柳井市の公園には、C50 125が保存されます(写真)。  
   昼間に再訪した姿(写真)。8620形の改良型、ということから1Cのモーガルです。
   山口県最後は、岩国市の公園に保存される、D51 103です(写真)。缶の蓋のハンドルがありません。  
   続いては、広島県へ。
 JR貨物広島車両所のイベントから。EF65 1038と、1129の並び(写真)。今頃、どうなっているのでしょうか。
 
   「茶ガマ」EF65 57です(写真)。EF65一般形、もう撮り直しもききません。  
   JR貨物広島更新色となったEF65 1031(写真)。貫通路、運転士ドアのカラシ色が、大宮車両所との違いです。  
   試作のみで終わった、EF500 901(写真)。EF200と同スペック(1000kW×6)でしたが、量産されませんでした。
 なお、試験の成果は、EF510という形で結実しました。
 
   EF81 5です(写真)。試験塗装車のようです。  
   電化後の「セノハチ」補機、EF59 21です(写真)。主力の座を追われたEF53及びEF56改造機、EF67登場で引退しました。
 なお、同機は元EF56です。
 
   国鉄最強電機、EF66 1です(写真)。3,900kWの出力、東海道1,300t貨物を単機牽引するため開発されました。
 試作機EF90 1、後のEF66 901も、鉄道博物館に、と言っているうちに解体されてしまいました。
 
 マンモス蒸機、D52 1です(写真)。幹線用に大型ボイラを装備、285両製造されました。C62、D62の種車です。
 EF58 113のカットモデルです(写真)。東海道本線全線電化時の主力旅客機関車、当時の花形でした。
 後に下関に集結、多くが引退しました。
 EF61 4のカットモデルです(写真)。
 EF59 16のカットモデルです(写真)。これはEF53ベースの改造車です。
 広島車両所の入口には、D51 214の走り装置がモニュメントになっています(写真)。
 翌年のイベントから。EF66 1と、27が並んでいます(写真)。人気機「ニーナ」をこんな形で撮るとは。
 愛知区のEF64 67が、伯備線で運用があった関係で、広島で検車を受けた姿(写真)。
 以来67は注目でしたが、現在は事実上全機引退で、EF64 0番代の写真は、もう撮れません。
 EF65 1119が、お召し特別装備で並んでします(写真)。磨きだし等は特別装備です。
 EF59 21です(写真)。補機であることから、警戒色塗装が特徴です。
 EF67 104です(写真)。EF65一般形改造車、現在の「セノハチ」の主力ですが、EF210 300番代も落成し、今後が気になります。
 広島交通科学博物館に保存される、広電654です(写真)。いわゆる「被曝電車」です。
 広島市内の公園に保存される、C59 161です(写真)。呉線に最後に残った3両のうちの1両か。
 広島市内のショッピングモールにて保存される、C11 189です(写真)。
 呉市内の公園に保存される、呉市交通局(市電)1001です(写真)。
 広島市安芸区、セノハチにも近い公園に、D51 720が保存されます(写真)。
 三菱重工三原製作所には、2両の保存車があります。
 1両は、C57 76です(写真)。三菱重工神戸造船所製です。
 もう1両はDL、三原製作所1号で(写真)、近くの工場の入換機に使用されました。
 尾道市の公園には、D51 422が保存されます(写真)。
 福山市内の公園には、D51 860が保存されます(写真)。
 福山市内の保育園には、2両の保存車があります。
 1両は、井笠鉄道(廃止)ホハ11です(写真)。
   こちらはSL形の機関車ですが、れっきとしたDL、遊園地で使用されたものだそうです。
   広島県府中市の公園には、C56 106が保存されます(写真)。
 この場所の探索のために、インターネット地図でも分からず、結局府中市の地図を購入しました。
 
   福山市内のゴルフ場入口には、井笠鉄道SL2号とホハ12が保存されます(写真)。  
   可部線(部分廃止)廃止区間、加計駅跡には、キハ28 2394が保存されます。
   建屋の反対側には、保線モーターカーが保存されます(写真)。
   同じく廃止区間の安野には、キハ58 554が保存されます(写真)。  
   三次市の市施設には、48650が保存されます(写真)。  
   続いては、岡山県へ。
 西大寺バスターミナルに保存される、西大寺鉄道キハ7です(写真)。
 
   玉野市の市施設には、玉野市電として落成したものの数奇な運命を経て、琴電で生涯を閉じた車両があります(写真)。
 玉野市電103が、琴電760となりました。貫通路等が追加されました。
 
   倉敷市、下津井港にある、下津井電鉄(廃止)車両群です(写真)。
 左端のデッキ付き電車は、平成の新車「メリーベル」で、VVVF車、僅か数年の活躍でした。
 
   井原市には、「井笠鉄道記念館」があります。
 写真は、井笠1号です(写真)。
 
   同じく、ホハ1です(写真)。  
   同じく、ワフ1です(写真)。  
   続いては、津山機関区です。
 現役では屈指の規模を誇る扇形庫です(写真)。
 
   当時入庫したばかりの、キハ52 115です(写真)。大糸線営業当時のまま来ました。  
   キハ33 1001です(写真)。オハフ50改造車、後藤で営業終了当時のまま入線しました。  
   DD51 1187です(写真)。寝台特急「出雲」も牽引した調子の良いカマのようですが、餘部鉄橋転落事故の当事者でもあります。  
   DE50 1です(写真)。2,000PSエンジン1機搭載、新機軸でしたが、車種統一からDD51量産を続行、試作のみに終わりました。
 しかし足回りの設計は、DE10等で結実しました。
 
   津山市の小学校には、C1180が保存されます(写真)。雨で、大変でした。  
   美作市の商店には、写真のような車両がありました(写真)。湘南窓のこの車両は、岡山臨港鉄道キハ7002で、相方7001ともここに
やって来ました。設置当初から状況が変わり、この写真の貴重さに気付く時が来ました。
 
   笠岡駅前に、井笠鉄道の車両があるとのことで、なかなか発見できませんでしたが、道路高架下で発見(写真)。ホジ9です。大型バケットが
前後に装備され、駆動輪は2輪、従台車は4輪になっています。
 
   とある日、下津井港に行くと、普段は閉まっている門が開いています。行ってみると、下津井電鉄の車両を、整備していました(写真)。  
   奥からの眺め(写真)。3両編成の「メリーベル」も、全景が見えています。  
   バケット式気動車からの改造車、クハ5です(写真)。  
   これも気動車、ホジ3です(写真)。
 これらの車両が一般公開できると良いのですが、場所も無く、手弁当状態では望むべくもありません。惜しいですね。
 
   井原市の公園には、井笠鉄道のホジ101、及びホハ8があります(写真)。窓は全部ガラスがありません。  
   井原市の他の公園には、井笠鉄道9が保存されます(写真)。国産機、軸重が制限オーバーであまり使えなかった、とのことです。  
   倉敷市の公園には、D51 842が保存されます(写真)。金網のおかげで状態は良さそうですが、缶のハンドルが残念。  
   総社市の公園には、D51 889があります(写真)。金網は、仕方ないのか。  
   岡山市の動物園には、3両の保存車があります。
 1両目は、井笠3号です(写真)。
 
   2両目は、西大寺鉄道(廃止)ハボ13です(写真)。  
   3両目は、ワ3です(写真)。  
   岡山市中心街の小学校跡地の公園には、D51 917が保存されます(写真)。  
   琴電760です(写真)。元玉野市電103です。  
   岡山市内の運送会社で保存される、岡山臨港鉄道DC102です(写真)。  
   岡山市の保育園には、岡山臨港鉄道キハ7003が保存されます(写真)。反対側は、貫通路付きの運転台になっています。  
   津山市の小学校には、C11 80が保存されます(写真)。この時は、天気でした。  
   新見市にはD51三重連の一角、D51 838が保存されます(写真)。真鍮の鳳凰等、お召し装備が施されています。  
   赤磐市のドライブイン跡地には、片上鉄道(廃止)キハ311が保存されます(写真)。  
   片上鉄道吉が原駅近辺は線路が残り、動態保存車両の展示運転が行われます。
 その動態機、DD13 551が、次回の運転日を待っています(写真)。
 
   同じく、ホハフ2003です(写真)。  
   動態保存車、キハ312です(写真)。  
   国鉄ワム80000形が、片上鉄道ワム1807となり、現在は倉庫代用になっています(写真)。  
   車掌車がワフ102、他トラが2両並びます(写真)。  
   その先には、キハ702があります(写真)。これも動態車、元はキハ07形です。  
   キハ303、これも動態車です(写真)。元キハ41000形です。  
   再び西大寺のキハ7です(写真)。ドアが傷んでいます。後は美術館ですが、冠名は頻繁に変わります。  
     岡山市のドライブインには、3両の保存車があります。
 1両目は、下津井電鉄ホハフ2です(写真)。
 
     2両目も下津井、ホワ10です(写真)。  
     もう1両は、クハ6です(写真)。気動車改造車です。
 これらの車両は、下津井電鉄部分廃止時に設置されたものと思われます。
 
     片上鉄道片上駅跡とされる場所に、DD13 552が留置されます(写真)。  
     備前市施設には、片上鉄道キハ801が保存されます(写真)が、見たとおりの状態、これは心配です。  
     最後は、車掌車を使ったカフェ(写真)。和気町の施設です。  
         
 これでほぼ9割です。今後追加取材が出来るよう、調整したいと思います。
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