特集 保存車両たち 北陸編
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特徴ある私鉄の多い北陸地方。国鉄形も含めてお届けしたいと思います。
 北陸の保存車、最初は福井県から。
 敦賀市内の公園に保存される、C58 212(写真)。状態は、まあまあか。
 南越前町今庄に保存される、D51 481です(写真)。杉津越えに活躍した1両でしょう。 
 越前市の個人宅には、福井鉄道モハ161-1が保存されます(写真)。連接構造の片割れです。
 そのもう一方の片割れ、モハ161-2は、福井市内の公園にて保存されます(写真)。
 福井市内の別の公園には、D51 607が保存されます(写真)。
 えちぜん鉄道勝山駅には、京福電鉄時代からの電機、テキ6が保存されます(写真)。三セクになっても現役でしたが、現在は保存機です。
 小浜市内の公園には、C58 171が保存されます(写真)。
 小浜線若狭本郷駅前には、開拓使1号「義経」かと思いますが、これはレプリカです(写真)。大阪花博終了後、ここに移設されたようです。
 本物は大阪の交通科学博物館にありましたが、同館閉館でいち早く梅小路蒸気機関車館に移転、現在展示に向け準備中です。
 越美北線九頭竜湖近くの公園には、8620形28651が保存されます(写真)。
   福井県最後のショットは、福井鉄道モハ122です(写真)。温暖前線で、助かりました。越前市の山中で、地元の人に聞いた方が良いです。
 続いて、石川県へ。
 加賀市の道の駅には、北陸鉄道のセミステンレス車「しらさぎ」6010、6011のペアが保存されます(写真、6011から)。
 廃止後も大井川鐵道で使用されたことから、ペアも崩れずに残りました。
 加賀市の民間施設には、北陸鉄道モハ3751が保存されます(写真)。
 小松市内の公園には、4両の保存車があります。
 1両目は、元尾小屋鉄道(廃止)DC121です(写真)。動態保存のようです。
 その後には、客車ホ3があります(写真)。
 その隣には、ホ8があります(写真)。
 その前には、キハ1があります(写真)。これも動態保存、週末の展示運転は主にこの車両がこなします。
 尾小屋鉱山資料館前に広がる展示施設には、3両の保存車があります。
 1両目はSL、No.5です(写真)。動態保存ではありませんが、可動部は動きます。
 もう1両はハフ1です(写真)。オープンデッキの客車です。
 その中間に、キハ3があります(写真)。元遠州鉄道奥山線(廃止)1803として落成、廃止後尾小屋鉄道に移動、最後を迎えました。
 動態保存車で、平成26年には山を下りキハ1の線路で走行を披露する、というイベントがありました。
 能美市立博物館には、北陸鉄道モハ3761が保存されます(写真)。
 北陸鉄道は石川県内の幾つかの私鉄が合同して出来た会社ですが、現存は石川線と浅野川線のみです。
 白山市内の公営施設には、EF70 57、及びオハ47が保存されます(写真)。塗色は、国鉄特急色のような塗り分けになっています。
 松任駅前には、D51 822が保存されます(写真)。金沢総合車両所松任本所(旧「国鉄松任工場」)の、線路を挟んだ反対側です。
 金沢市内の公園には、2両の保存車があります。
 1両は、D51 522です(写真)。
   もう1両は、ワラ10363です(写真)。  
   国鉄能登線、後の「のと鉄道」終点の蛸島近くに、「新蛸島」なる場所があり、そこでのと鉄道NT100形が動態保存されていると聞き、
運転が行われているであろう時期に行きました。確かにNT113はありました(写真)が、運転は行われておらず、誰もいませんでした。
 
   元の「のと鉄道」始発駅、現在の終点である穴水には、保存車両も多数です。
 最初は、NT127です(写真)。開業当時の主力車両でしたが、現在は全車引退しています。
 同車車内には、鉄道模型レイアウトが設置されていました。
 
   開業時のイベント車「のと恋路号」、NT800形のペアが、開業当時の出発ホーム、0番線に保存されます(写真、NT802)。  
   穴水駅3番線には、除雪モーターカーが置かれます(写真)。前ロータリー、後ラッセルです。  
   その南側には、輸入鉄道機械(おそらくマルタイ)が保存されます(写真)。スイス製です。  
   能登中島駅には、郵便車オユ10 2565が保存されます(写真)。電気暖房車は+2000されるので、元は565番と思われます。
 時々、車内公開のイベントがあるそうです。
 
   同駅に留置(放置か?)される、除雪モーターカーです(写真)。位置的に稼働状態とは思われませんが、廃車でもないようです。  
   続いては、金沢総合車両所松任本所です。
 屋根付きで、工部省C1、2120形2272が保存されます(写真)。ここは早く行かないと、良い写真が撮れません。
 
   その南側には、キ209が保存されます(写真)。後には60Hzの腰帯がある、475系国鉄急行色が停まっています。  
   大糸線を引退したキハ52、タラコ色(首都圏色)の156が、同所で保存されていました(写真)。
 最後の3両、1両は津山、1両は「いすみ鉄道」、同車は糸魚川駅に移転しました。
 
   ボンネット特急最終期の車両、クハ489 1も、同所で保存されていました(写真)。
 MG出力をアップしたクハ481 100番代に相当します。
 現在、同車は「京都鉄道博物館」にて保存されます。
 
   その相方、クハ489 501は、小松駅近くの公園に保存されます(写真)。幕式の愛称表示器、及びEF63協調関連装備があります。
 カバーが無い、解放テコ付きの自動連結器と、協調用ジャンパ栓に注目。、
 
   それを記念する、輪軸のモニュメント(写真)。永く、残って欲しいです。  
 現在、同車は、クハ481同様の姿に復元されています(写真)が、どうなのでしょうか。
   石川県最後は、「石川県森林公園」からです。
 広い園内の一角に、森林鉄道保存のエリアがあります。場所的には管理事務所から少々歩いた場所です。
 酒井製作所DLが停まっています(写真)。 
   その後には、運材台車と木製客室を組み合わせた客車があります(写真)。多くの森林鉄道で見られる車両です。  
   その後は運材車、その後には緩急車があります(写真)。これが石川県最後の写真です。  
   続いて、富山県へ。
 下立には、黒部峡谷鉄道の凸型電機、ED17及びハフ29が保存されます(写真)。
 
   宇奈月温泉の「黒部川電気記念館」前には、黒部峡谷鉄道EB5が保存されます(写真)。いわゆる「カブトムシ」です。  
   南砺市福光の公園には、D51 165が保存されます(写真)。  
   高岡市の公園には、C11 217が保存されます(写真)。  
   高岡市伏木の、貨物駅跡地には、関係者が集めた保存車両があります。
 最初は、おそらく万葉線でしょう、構体のみとなった路面電車があります(写真)。見てのとおり車番は不明です。
 
   蒲原鉄道(廃止)のマークの入った貨車、ホム1です(写真)。ホッパ車で、鉱石用と思われます。  
   万葉線を引退し間もない電車、7062です(写真)。「アイトラム」導入のたびに、1両ずつ引退します。  
   路線、鉄道名は分かりません、除雪モーターカーです(写真)。  
   これも線名、鉄道会社も不明な入換用スイッチャーです(写真)。氷見線能町で、同様の車両を見ました。  
   近鉄南大阪線用でしょう、MJK115です(写真)。
 これらの車両は、JR貨物の地域支社幹部が関与しているらしく、これらの車両を撮るイベントが開催されたことがあるそうです。
 
   富山市の公園には、9600形9628が保存されます(写真)。正面ナンバープレートが無く、悲しいです。  
   滑川市の公営施設には、D51 260が保存されます(写真)。後に客車風のログハウス(宿泊施設)があります。  
   砺波市の公園には、中越鉄道甲1形3号、通称「弁慶号」が保存されます(写真)。
 ガラス張りの建屋で、保存状態は悪くは無いようですが、倉庫になりかかっています。
 
   黒部市の公園には、関西電力専用鉄道で使用されたのでしょう、蓄電池機関車BB5が、客車を従え保存されます(写真)。  
   黒部市の別の公園には、同じくBB3が保存されますが、状態は微妙です(写真)。  
   滑川市の市施設には、日本カーバイド工業2号が保存されます(写真)。  
   黒部市の神社境内に保存される、ワフ29081(ワフ29000形)です(写真)。有蓋緩急車です。
   公園側から見た、BB5(写真)。ハフ36、ハフ37を従えます。道路側から撮るべきだった!   
   北陸新幹線、「黒部宇奈月温泉」駅に接続する、富山地方鉄道新黒部駅駅前に並ぶ車両(写真)。
 他の場所にあった黒部峡谷鉄道ED8、ハフ26、ハフ27が設置されました。
 
         
         
   やはり北陸ならではの保存車も多く、特徴的です。調査は9割と言いたいですが取りこぼしも多く、完全ではありません。以降、追加取材が出来る日を楽しみにしています。   
         
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